漢方の新しい理解と展望 −医歯薬学生と医療に携わる人のために−
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主要目次

T.漢方医療はなぜ必要か
−けいれん波発生機序研究と漢方薬の作用機序研究−
 1. はじめに
 2. けいれん波発生時の単一神経細胞内変化
 3. 「柴胡桂枝湯加芍薬」(SK)によるけいれん波発生時の
   神経細胞内変化の正常化
 4. SKによるELマウス神経細胞発達異常正常化作用
 5. SKによる神経細胞保護作用
 6. SKによるサイトカラシンBに起因する障害発生の予防
 7. SKによる催奇形性の予防
 8. SKによる自律神経過剰刺激症候群の予防
 9. けいれん関連遺伝子群(SEZ group genes)の発見
 10. けいれん関連遺伝子SEZ-17のSKによる発現正常化
 11. ストレスによるc-fos, HSP72の発現増加のSKによる正常化
 12. アミロイドベータ蛋白質による神経細胞死のSKによる抑制
 13. SKの作用の本質
 14.『第三の医学』の創造
 15. 現状ではどうするか
 16. おわりに

U.漢方医療概論
漢方医療概論
 漢方医療の概念,特色
 1. 病気に対する考え方の西洋医学との差異
 2. 薬に対する考え方の西洋医学との差異
 3. 基本となる概念『未病を治す』 −西洋医学にない概念−
 4. 漢方医療でなければできないこと
 漢方の診断法
 1. 望診
 2. 聞診
 3. 問診
 4. 切診
 5. お血
 6. 気の上衝
 7. 水毒
 8. 表裏
 9. 寒熱
 10. 漢方薬は漢方的診断により処方 −病名漢方は邪道−
 薬方解説
 1. 太陽病の薬方
 2. 少陽病の薬方
 3. 陽明病の薬方
 4. 太陰病の薬方
 5. 少陰病の薬方
 6. 厥陰病の薬方
 7. 上記以外の重要処方
 8. 上記以外の頻用薬方(傷寒論,金匱要略以外)
 9. あとがき

V.生薬の知識
生薬総論

 医薬品の歴史,民間療法と漢方医療
 生薬
 1. 生薬の基原および名称
 2. 化学医薬品と生薬 −生薬の特性−
 3. 植物の分類および名称
 生薬の採集,栽培,調製,修治
 1. 生薬の採集,栽培
 2. 生薬の調製,修治
 生薬の生産,流通,品質評価
 1. 生薬の生産,流通
 2. 生薬の品質評価
 生薬の保存,調剤,煎液調製法
 1. 生薬の保存,管理
 2. 生薬の処方,煎液の作成
 生薬の薬理
 1. 生薬のブレンド効果
 2. 生薬の腸内細菌による代謝
生薬各論
アキョウ〜レンニクまで128種類

附録
 1. 漢方の歴史
 2. 漢方薬と民間薬
 3. 煎剤とエキス剤,煎剤のつくり方
 4. 漢方薬の副作用 −漢方的診断無視−
 5. 病期・虚実別薬方表
 6. 参考書
 7. 漢方医療の勉強方法
 8. 薬方(方剤)の出典と構成生薬分量集
 9. 配合禁忌・相互作用(「悪,畏,反,忌,殺,使」)一覧表
 10.『神農本草経』の上薬,中薬,下薬の一覧表